Asahi's notebook

大麦小豆二升五銭

2018-01-14から1日間の記事一覧

6.積み上げるより、足元を疑う

流儀や型を作った先人たちは実際の戦いの経験、もしくは身に迫った必要性からそれらを想像し工夫や研究を重ねることで法則性を見つけ出していった。そこで作られた体系・原理とは、生き残るために「考えられる限りこうせざるを得ない」という必然性に満ちた…

5.社会の内側化した技術

ここで少し武術の話に戻りたい。 武術とは、過去の人々にとっては文字通り命が懸かった、それこそ社会の外に独り放り出されて生き延びるためのギリギリの技術であった。もしくは戦場において相手を確実に殺傷するということだが、やはりここでも社会的規範は…