Asahi's notebook

大麦小豆二升五銭

雑事とか雑事

実際にやってみることに勝る練習はない

実際にやってみることに勝る練習はない、とますます感じるようになってきた。 週刊連載のマンガなどを読んでいて、2巻3巻と話数を重ねるごとに、絵柄が安定して上手になっていくのに覚えはないだろうか。私は昔、それをぼんやりと不思議に思った覚えがある。…

夏の足音

22℃、なのだそうだ。私の携帯に表示された、明日の予想気温である。 スコットランドで20度を超えるとなれば、これはもう夏である。数日前からなかなか日差しもあり、暖かい日も増えてきた。日本のように一度暑くなったらそのまま、というわけではなく、比較…

社会の距離って何だ?

ソーシャルディスタンスという語が、日本でも耳に入るのではないだろうか。この英語の意味は、聞いただけでは掴みづらいことかと思う。取り立てて特別な含みはなく、最近盛んに言われている、人と人との距離を保ちましょう、というだけのことなのだが、うか…

僕は勉強で苦労しなかった

今頃になって、かつて周囲にもいたはずの「勉強ができないひと」のことに、思いを致している。なぜかといえば、外国語で、異文化の世界観を前提にした哲学など学んでいるものだから、母国語でかつ生まれ育った文化の思考法としてそれを学んでいる人たちとは…

文体雑感

ここしばらくのところ、言葉のリズムが気にかかっている。いま普段使いにもちいている日本語の書き方は、どうももともとの日本語のリズムではないような感じがして、そのくせ、ではどういう流れが心地よいのかと言われれば、これと言えるほどの感覚も持ち合…

ここにもあそこにも

どうということもない会話の断片が、妙に心に残っていることがある。何を記憶に残しておくのか選べたのなら、もっとほかに覚えておくべき会話もあったのかもしれないけれど、別段意味もない断片の寄せ集めである。 以前ヨークのホテルで働いていたときの同僚…

英国の年の瀬

12月24日。近所のショッピングセンターは家族連れで賑わい、まさに大晦日の様相だった。大きなスーパーが二軒と家電、雑貨、本屋、コーヒーの店などなどが並んでいて普段から人は多いけれど、この日はあれこれとおしゃべりをしながら大きな荷物を抱えた家族…

雲と風の日々

携帯電話にキャリアからのメッセージが届いた。前回トップアップしてからもう一月経つらしい。先週同じお知らせ(来週で期限がきますよ)を受けたときにはまだ数日あるなと思っていたのだが、その数日はもうどこかへ行ってしまったらしい。もう少しゆっくり…

移転しました

ヤフーブログのサービス終了に伴いこちらのはてなブログに移転しました。 まあ移転作業をやったのは少し前なのですが、一応区切りが分かるように書いておきます。過去記事の内容は変わっていません。カテゴリーを若干弄った程度です。 もともと更新頻度は低…

「お前にはユーモアのセンスがない」

イギリス人にとって最大の罵倒は「お前にはユーモアのセンスがない」なのだという。以前2,3名のイングランド人から教えてもらった話だが、これが国民の共通認識なのか、それとも誰かの本にでも登場する有名な文句なのかは判然としない。 どちらにしても、そ…

空白の大きさは

言葉には表面と裏面がある。表面はその意味によって示されること。共有されるもの。公(おおやけ)としての言葉。言葉は重ねることによってそれを指し示す。積み重なれば隙間が生まれ、そこに「ある」ものによって「ない」ことがあぶり出される。これが言葉…

屋台と冷気と暮れの賑わい

駅前ではクリスマスマーケットが、確か11月の半ばから始まっている。冬になりすぐに日が暮れるので私の気分は消極的になりがちだが、この屋台と人々の独特の活気は、暗くて冷たい冬の空の下だからこそ映える気もする。 白い息を吐きながら、定番の温めたワイ…

月曜の夜は

スコットランド北部、ハイランドにはかつて戦士たちがいたといいます。有名な民族楽器のバグパイプを演奏している、キルトを身に着けたひげ面のおじさん・・・というのは、典型的な「ハイランダー」のイメージでしょう(もっとも、イメージと史実の違いには…

住まい探し顛末

先日、エディンバラで早くも引越しを経験した。この街に腰を落ち着けてみようと決めてほんの3ヶ月と少しである。理由は簡単なことで、大家のわがままと言うほかはない。まあそれなりに起こりうることではあるらしく、「ハズレ」を引くとこういう目に遭うこ…

フェスティバル始まる

夜、自室にいると街の方から破裂音が聞こえてきた。花火だ。 窓から数百メートル先の城の方に目を向けると、夜空に鮮やかに燃える華が見えた。 スコットランドの首都、エディンバラのフリンジFringe、2018。8月3日から月末までまるまる続く、古都の盛大な祭…

家探し

現在某古都にて、住む家を探している。 どうやらイギリスでは日本のワンルームマンションのようなものはそう多くなく、留学していたときに経験したようなフラット形式が一般的なようだ。あのときの学生寮では比較的スペースに余裕のあるキッチンが付いたリビ…

日々の暮らしのように書くということ

小さい頃から物語が好きだった。小説、映画、マンガ、アニメ、ゲーム、音楽。媒体は何でもいい。それらを目にして、耳にして、自分もそこで描かれている風景の一部になりたいと、いつも感じる。どうにかして「そこ」に近付きたくて、絵や文章や曲を創ってみ…

文字と手の記憶

先週から語学学校に通っています。昨日はふと思い立って、10年以上ぶりにアルファベットの練習などをしていました。実は以前から、「こなれたアルファベット」が書けるようになりたいなあ、とは思っていたのです。 そんな折にここ数日で何度か、語学学校の友…

冬の日を思う

シェットランドに行く、という話をしたら、いいねえ、あそこは別の国だよ。今が一番良い季節だから、楽しんでおいで!冬のスコットランドはひどいからね……、という返事が返ってきた。ハイランドでのホストファミリーとの会話である。 そう、スコットランドは…

イギリスの公共交通②

英国の交通手段、続きです。飛行機と鉄道については前の記事で述べています。 さて次はバスです。長時間になるとやはり疲れるので私自身は鉄道を使いがちですが、バスのメリットもあります。全般的に料金が安いこと、直前の予約でも鉄道ほど値段が変わらない…

イギリスの公共交通①

私が利用している英国国内の交通手段についてまとめてみました。旅行などで参考になれば幸いです。 まずは格安航空を含めた、飛行機の検索。 Skyscanner https://www.skyscanner.net/ 国内の移動でも距離がある場合は、電車やバスよりも安くて早いことが多い…

街を歩く

夜10時前。ニューカッスルの街をゆっくりと横切って、足の向くまま大学の構内へ。区画の角にあるQB House(喫茶店)でお茶を飲もうと思って出てきたのだけれど、遠回りするのもいい。雲が夕焼けの空を隠して薄青いような、少し夢の中みたいな色に染まってい…

はじめましてgui*****ですよろしく

ブログをはじめました! コメント大歓迎です。 これからどうぞよろしくお願いします! 開設の記録として一応記事を書いておこうとしたら、上記のようなテンプレ文章がすでに入力されていました。 別にどうということもないのですが、何となく気に入らないの…