Asahi's notebook

大麦小豆二升五銭

ラグビー発祥の地

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Rugbyという町がある。名前から分かるとおり、スポーツのラグビー発祥の地だ。場所はイングランドの中部。私は滞在先の友人に車で連れて行ってもらったが、例えばロンドンからなら鉄道でも1時間半ほどで行けるようだ。市の中心部とその付近を歩いた限りでは、それほど規模の大きくない、赤茶色のレンガが目立つ落ち着いた雰囲気の町、という印象。

ラグビーというスポーツはフットボールの変形として誕生したらしく、町には今や世界的な人気スポーツであるラグビーが辿ってきた足跡を紹介する博物館がある。伝統あるパブリックスクールであるラグビー校でラグビーというスポーツが生まれ、卒業生たちの尽力によって世界に広がっていった歴史など解説されており、予備知識がなかったのでついつい興味を引かれ、引き込まれて見た。
世界中でのラグビー競技普及と発展の歴史や有名チーム・選手のユニフォームやボールの展示、選手個人に関する紹介などが展示されているので、ファンならより楽しめるだろう。日本語の音声ガイドも借りることができる。

その歴史あるラグビー校は、今年が450周年ということだったらしい。大学と同じように町の一角にすべて学校の施設が立ち並んでいる。もちろん大きな芝生のグラウンドもあり、脇にあるテントには、ラグビー校450周年祭の垂れ幕がかかっていた。週末ではあったが、高校生くらいの学生たちが談笑しながら歩く姿が見られた。

メインストリートを学校や博物館とは反対の方向に歩くと、マーケット・スクエア(広場)に出た。それほど大きくはない古びた時計塔が立つそこは、せいぜい少し大きめの公園くらいの広さだろうか。すぐ隣に伸びているアーケードを冷かしながら通り抜け、坂道を少し下っていくと、道の向こうに庭園があった。あいにくの曇り空ではあったが、やはりイギリスの公園の花壇はさすが。夏の花々を眺めながらぶらぶらと散策した。